男性の場合のAGA(男性型脱毛症)の治療方針

治療のイメージ

 まずは重症度を医師が診察により判断し、中等症~重症と診断されれば、プロペシアの内服や5%ミノキシジルなどを半年~1年間使用する方針で治療が進みます。専門のクリニックであれば、オプションとしてこの他に毛髪成長因子や、脱毛の働きを抑制するような薬剤などを頭皮に注入するようなものもあります。また、軽症であっても、プロペシアの内服から始めるようなケースもあります。

薄毛が気になる30代男性

 この辺りは医師の裁量や、患者側の希望などで決まります。もし、希望している治療法などがあるならば、最初のカウンセリングなどで伝えておくと良いと思います。ただ、診察をした上で、頭髪に特に問題がない(患者さんが意識しすぎなど)場合はこれらの治療をオススメされないこともあります。更にこちらは別の話にはなるのですが、あまりにも頭髪に問題がないのに、患者側が異常にこだわるなどの場合、不安症や神経症として別の心療機関の紹介を受けることもあるそうです(皮膚科の医師に聞いたことがあります)

 これらの治療を行い、大きな副作用などがなく、1ヶ月後の再診の際にも特に異常がなければ、6か月~1年継続(月1程度の通院)してAGA(男性型脱毛症)の治療効果の有無を判定します。効果が見られれば継続、見られなければ中断し、植毛やかつらなど別の方針に切り替えます。

女性の場合のAGA(男性型脱毛症)の治療方針

薄毛に悩む女性

 女性で薄毛・抜け毛に悩む方の約半数程度が男性型脱毛症になると別のページで解説しました(詳しくはこちらのページで)。女性の場合、胎児に影響があることから、プロペシアの使用はNGとなっています。また、妊娠の可能性がない閉経後の女性ではプロペシアの効果がないことが明らかになっています。ですので、治療方針としましては、プロペシアは使用せず、1%ミノキシジルを1年間使用することから治療が開始されます。こちらも副作用の有無を見ながらです。

 またAGA治療ガイドラインにはないのですが、HARG療法という治療法を取り入れているクリニックもあります。こちらは日本ではまだあまり有名ではないかもしれないのですが、美容整形が盛んな韓国などの国で積極的に取り入れられている治療法です。ミノキシジルなどで効果がなかった人や副作用が出た人なんかが次に検討してみても良いかもしれないものになります。前述したとおり、この辺りはガイドラインが追いついていない部分ですので、完全に自己責任となるところでもあります。

このページの大事なポイント 総まとめ

男性のAGA治療 男性はプロペシアの処方から治療が始まります。ミノキシジルの使用はプロペシアで副作用が出た場合や、プロペシアと併用するような場合。
効果判定の時期 月一の通院で半年~1年様子を見る。効果があれば、継続、なければ植毛やかつらを検討する。
女性のAGA治療 女性はプロペシアは使えない、また効果も見込めないので1%ミノキシジルから治療を始めます。
その他の治療 AGA診療ガイドラインに記載はありませんが、HARG療法という治療法もある。
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