原因の前に、軟毛と硬毛についての基礎知識

2種類の髪の毛

 髪の毛に限らず、体の毛は全てなんですが、大きく2つに分けると、

  • 軟毛:細く見える毛
  • 硬毛:太く見える毛

 の2種類に分けられます。読んで字のごとくイメージできるように、『軟毛=軟らかい毛』、『硬毛=硬くて太い毛』のことで、軟毛の方が軟らかくて細い毛になります。逆に硬毛の方は太くてコシがあります。見た目ではっきり分かるほどの違いがあるのですが、実はこの両者は同じ毛なのです。

薄毛が気になる30代男性

 軟毛と硬毛は色々な体の(主にホルモンの)影響を受けて、軟毛が硬毛化したり、硬毛が軟毛化したり変化しているので、どちらも同じ毛なのです。

 しかし、何らかの原因により軟毛が増えてしまうと、いわゆる薄毛になってしまう(薄く見えてしまう)わけなのです。

 AGA(男性型脱毛症)では、髪の毛が抜けてしまっていることも大きな原因の1つですが、実は頭髪全体にしめる軟毛の割合が多くなり、薄くなってしまい引き起こされているということもあるのです。

髪の毛が細くなる(軟毛化)原因は男性ホルモン

 硬毛→軟毛に対して、特に大きな影響を与えているのが男性ホルモンです。男性ホルモンは思春期でヒゲなどの体毛を硬毛へと変化させる働きを持つ反面で、髪の毛(特に前頭部~頭頂部)を軟毛化~脱毛させるという相反する作用を持っているのです。

 この男性ホルモンこそが軟毛化、すなわちAGA(男性型脱毛症)を引き起こしているのです。(厳密には男性ホルモンが直接影響しているわけではないのですが、このページでは分かりやすくこう表現しました。詳細は別のページで解説します。)

 次頁:髪の毛のライフサイクル

軟毛化は放置厳禁!!

 髪の毛が細くなっていても、抜けてないなら問題ないよね!?っと思う方もいらっしゃると思うのですが、軟毛化はAGA(男性型脱毛症)へと転がり込む前段階とも言えるので、放置することはオススメしません。

ヘアサイクル

 ここにヘアサイクルのイラストを用意しました。一般に髪の毛はこのイラストのような流れで生えて、抜けてを繰り返しています。硬毛(太くコシのある髪の毛)は2~4辺りの時期で、軟毛(細い髪の毛)は5~6を経て7で抜け落ちていくわけです。

 しかし、AGA(男性型脱毛症)では、スタートラインの1から始まりあまり髪の毛が太くならず、一気に軟毛の5~6を経て7へと流れていきます。通常は2~6年程度ある硬毛の期間が1年未満となってしまい、軟毛化し、抜けていくのです。『硬毛期間が極端に短くなる』これがAGA(男性型脱毛症)の大きな問題点というわけです。

毛根が死ぬ・・・?

30代男性の薄毛

 軟毛化が進み、髪の毛が薄くなってくると次に心配になるのが毛根が死んでしまわないかどうかという話です。厳密には毛根ではなく、毛根周辺の細胞組織が死んでしまうという話なのですが、これが死滅してしまうと最終的には髪の毛が生えてこなくなってしまいます。(最新の治療で、ある程度の再生治療や移植などはあります)

 ですので、軟毛化が進んでいるか、や、抜け毛が増えているかどうかよりも、毛根周辺の細胞組織が死んでいないかどうかが何よりも重要なポイントであることは間違いないです。こうなってしまうと、育毛剤だのといった話ではなくなるからです。

 しかも、厄介なことに自己判断では細胞が元気なのか、弱っているのか、はたまた死んでいるのかの判断が付けにくいのです。この辺りをはっきりと知りたい場合は、無料の頭皮チェックなどで専門スタッフにみてもらう以外に方法がないでしょう。頭皮診断体験については私も実際に体験してきてますので、以下のページをチェックしてみてください。

頭皮診断体験談

このページの大事なポイント 総まとめ

硬毛と軟毛について 実は見た目が違うだけで、両方同じ毛。ホルモンの働きにより軟毛→硬毛、硬毛→軟毛と変化している。
髪の毛が細くなる原因 男性ホルモンの影響で髪の毛が細くなる。
細い髪が増えるとAGA 細い毛が増えすぎると頭皮が透けてきて目立つようになってきます。
男性ホルモンの働き 髪の毛に関しては細くなる→脱毛という方向へ働くが、ヒゲなど他の体毛に関しては硬毛へと変化させるような相反する働きももつ。
毛根周辺細胞が死ぬ 毛根周辺の細胞が完全に死んでしまうと髪の毛が生えてこなくなってしまう。
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